【ベトナムShort Story②】シティビューを満喫♪ サイゴン川のウォーターバスに乗ってみた

 

 

サイゴン川の格安クルーズは、ホーチミンの人気アクティビティ

2024年に開通したメトロや、ルーフトップの2階建て展望バスなど、さまざまな乗りもの系アクティビティーが充実している、近年のホーチミン市。街なかを歩くだけでももちろん刺激的ですが、乗りものに乗っていつもとは違う視点で街を眺めてみるのも、新たな発見があったりして面白いもの。

ということで今回は、現地のベトナム人にも旅行者にも人気の、水上バス「サイゴンウォーターバス(Saigon Waterbus)」に乗ってみました。片道わずか90円(15,000VND)と、かなりリーズナブルにプチクルーズが楽しめるこの水上バス。サイゴン川で異国の風を感じながら、喧騒から一歩離れて街を一望できます。(価格は2026.09現在)

チケット購入の注意点とおすすめの買い方

乗船チケットは、各船着場のチケットブースでも購入可能ですが、時間帯によって購入できない場合もあるので要注意。確実なのは発着駅である「バクダン(Bạch Đằng)埠頭」のカウンターで購入する方法。週末は混雑し、時間帯によって満席になることもあるので、早めにチケット購入するのがオススメです。

ちなみに、公式サイト( https://saigonwaterbus.com/ ) からも購入可能なのですが、決済に現地の銀行口座が必要というのが難点。在住者などに限られるかなと思います。

 

まずはバクダン埠頭へ。窓口で聞かれた項目も

今回は、バクダン埠頭のカウンターで直接チケットを購入して、乗船してみます。
バクダン埠頭は、1区の中心部にあるのでアクセスも便利。チャンフンダオの像があるメーリン公園(Cong Vien Me Linh)の向かいに位置します。なのですが、この周辺。交通量がかなり多く、信号もほぼないため、徒歩で渡るのはなかなかスリリング。タクシーなどで向かう方がより安心かもしれません。

メーリン公園

 

バクダン埠頭のウォーターバス乗り場に着いたら、まずは、チケットカウンターへ向かいます。

窓口で確認されたのは
・人数
・目的地
・往復か片道か
・船内席か後部デッキ席か
・帰りの便の時間(往復の場合)
といった内容。事前に決めておくとスムーズです。

※料金は乗船区間に関係なく一律、1歳以下は無料
※後部デッキ席は眺めがよく、写真を撮るには特等席ですが、時間帯によって直射日光が当たるため暑いです

私は土曜のAM10時頃に到着して、満席覚悟でカウンターに行くと、近い便で席があるのは13:30発とのこと。やはり、ですよね…ということで、近くで昼食を食べて、出直しです笑

 

バクダン埠頭には「Starbucks Coffee」や「KATINAT」などカフェも併設されているので、乗船時間まで休憩したり、ドリンクをテイクアウトして乗り込むのもあり。

 

チケットカウンター近くに待合スペースもあるのですが、暑さは凌げないので短時間の利用にはよいかも。

 

Saigon Marina IFCビルからの眺め

今回はバイクだったので、バソン駅近くのMarina Marina IFCビルに移動して、食後に戻りました。この複合施設ビル。川側の飲食店からはバソン橋の眺めが楽しめてオススメ。このビルの前にもSaigonWaterbusの駅「バソン駅」があり(このときは工事中)、近くには、地下鉄バソン駅の出入口もあるので、アクセスには便利な駅です。

 

さて、食後に戻ったバクダン埠頭。
乗船ゲートの近くでは、帽子やタンブラーなどのオリジナルグッズも展示販売されていました。

 

いざ出航!サイゴン川から望む都会のパノラマ

乗船時間が近づき、ゲート前に人が集まってきたので一緒に並びます。係員にチケットを見せて、いよいよ乗船です。

 

エンジン音がブロロロロ…と鳴り、いざ出航!
遠ざかっていくホーチミンの街並みが見渡せます。

先ほど見たバソン橋の下をくぐり、その後は高層レジデンスが続々見えてきます。


ランドマーク81も、存在感ある眺め。


30分ほどでタオディエン駅に到着です。

ウォーターバスの船着場は、現在全8駅(Bach Dang, Thu Thiem, Ba Son, Binh An, Thao Dien, Thanh Da, Hiep Binh Chanh, Linh Dong)あり、始発のバクダンから終点リンドンまで乗船した場合の所要時間は約50分です。
(数年前にリンドンまで乗ったのですが、ヌクマム工場くらいしかなかったので、ローカルカフェでぼんやりして過ごしました笑)

 


現在の時刻表はこちら。
青字の時刻は毎日運航、緑色の時刻は土日祝のみ運行

 

下船後の散策も便利。オススメはタオディエン区間

個人的にオススメの乗船区間は、今回乗った「バクダン → タオディエン(Thảo Điền)」間。
これまで、タオディエンの最寄駅は国道を挟んだ「ビンアン(Binh An)」駅だったのですが、タオディエン駅ができたことで下船後にそのまま散策もしやすくなりました。今回は、短い滞在時間で戻りましたが、タオディエンエリアにはオシャレなショップやカフェがたくさんあるので、帰りの便をあえて遅らせて、じっくりエリア探索したり、grabを使ったり、帰りはメトロに乗ったりして中心地に戻るのもありです。

タオディエン市場

窓口で往復チケットを買った場合は、だいたい1時間後の復路便を提案されるのですが、その場合は、目的地での滞在時間は約30分ほどに。タオディエン駅を降りると、すぐ目の前に「タオディエン市場(Cho Thao Dien)」があるので、ローカル感漂う市場の雰囲気をぶらっと見て回るのもよし。駅にはカフェKATINATも併設されているので、サイゴン川を眺めながらのんびり過ごすのもよしです。

Saigon Waterbusのタオディエン駅

今回はカフェがまだ工事中だったので、駅にあったソフトクリームの自販機(現金OK)で休憩したりして、のんびりと過ごします。

のんびりしていると船のエンジンがかかり、みんな動き始めました。


列に並んで乗船。バクダン埠頭まで戻ります。

同じルートを逆方向で楽しみます。
船首に目が描かれたメコンの船や、公安の船が乗り付け調査されている外国籍の船、水上の水草を回収するショベルカーのような水上重機など、行き交う船も多種多様で面白かったです。

 

市民の足から観光向けに?ウォーターバスのリアルな現状

もともと、このウォーターバスは、渋滞緩和を目的とした含めた市民の足の1つとして始まったのですが、「通勤通学に使うには便が少なすぎること」「川沿いエリアの移動に限られること」「船着場から目的地までの”ラストワンマイル”の手段がないこと」などを理由に、市民の足となってはいないのが実際のところ。
特に週末はバクダン⇄タオディエン間のクルーズを楽しむベトナム人と外国人客がほとんど。で、日常の移動手段はやはり、さくっと移動できるバイク文化に軍配が上がったようです。運行表を見ると、午後はタオディエンで引き返す便が多いようで、このときも、船が終点まで行かずにそのままタオディエン駅で待機し、帰りは同じ船に乗って戻りました。

夜景を楽しむなら、夕方以降の「トゥーティエム」ルート

もし、夕方以降に乗船するなら「バクダン → トゥーティエム(Thủ Thiêm)」ルートも1つの選択。1区の対岸に位置するトゥーティエム駅周辺は、近年開発されているニュータウンエリアで、カフェや半屋外レストラン、遊園地のようなゾーンが集まり、夕暮れどきから一気に活気づく新たな賑わいスポットです。

アジアのナイトマーケットのようなローカル感と、対岸からホーチミン市の夜景を一望できるのが魅力です。(食事は屋台ではなく、OMなどのレストラン利用がオススメです)

 

ただ目的地に行くだけなら、正直に言ってしまえば、船に乗らずとも、さくっとgrabで行ける距離。ではありますが、サイゴン川の風を感じながら望むホーチミンの街並みは、喧騒の中で見るのとはまた、一味違った趣があるもの。ホーチミンで何をしようか迷ったら、いつもとは違う角度から街の景色を味わってみるのもまた、一興です。

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