私の12年間のベトナム経験上、多くの企業から「 自社製品を海外市場で展開したい」 というご相談を受ける機会が頻繁にあります。
グローバル展開は大きな可能性を秘めている一方で、
海外進出の検討フェーズにおいて、 経営層やプロジェクトチームが必ず検証すべき「 4つのチェックポイント」をまとめました。
第一に、「自社の製品には明確な強みがあるか?」という点です。
「Made in Japan」は確かに強力なアピールとなりますが、それだけでは競合よりも2倍近くする製品を購入いただく決定打にはなりません。
自社の製品がベトナム人の暮らしに対してどんな有益なものなのかを説明できる必要があります。
求められているのか?
第二に、「 その機能やデザインが本当に現地に求められているのか?」です。
例えば、私は過去に虫忌避関連の商材のテストマーケティングをおこなったことがあります。
主に「アリ」を寄せ付けないグッズを現地のカフェでテストをしたのですが、そもそも「アリ」に対して忌避や駆除の感情をもっていないということが分かりました。
「ネズミ」はさすがに嫌なようでしたが、ゴキブリでさえも「そりゃいるよね」くらいにしか感じていない方が多かったのです。
「ダニ」に関してはその存在や害を認識していない方が多く、「ダニの死骸やフンを吸い込むことで気管の病気やアレルギーを引き起こす」と説明をしてようやく分かっていただけました。
消費者への教育や啓蒙活動が必要な商材だと感じました。
一方で「蚊」は忌避すべき対象として捉えられており評価が高かったという経験があります。
競合の存在
第三に、「競合はあるか?なぜないのか?」 を掘り下げる必要があります。もし競合が見当たらない場合、 それは未開拓のブルーオーシャンなのでしょうか。それとも、 過去に他社が参入して失敗した、 あるいはそもそも市場が存在しない領域なのでしょうか。
独りよがりになっていないか?
最後に見つめ直すべきは、「独りよがりになっていないか?」 という本質的な問いです。
自社製品への過度な自信が、 現地の消費者ニーズや市場の現実から目を背けさせてしまうことは 珍しくありません。
海外展開を「希望的観測」から「確実な戦略」 へと昇華させるためには、これら4つの問いに対して、 データや現地調査に基づいた客観的な答えを出すことが不可欠です 。 まずは自社製品の現在地を冷静に分析することから始めてみましょ う。
SARUYAでは、 アパレルや生活雑貨を中心とした日本製品のポップアップをトータ ルでサポートしています。出店場所の賃貸交渉、 複雑な輸出入の代行から当日の実施まで、 現地に根差したノウハウで貴社のベトナム進出を後押しします。
また、営業代行や代理店との契約が締結できた後のフォローもおこなっています。


